おこげ倶楽部自宅サーバについて

2023年3月22日
This post thumbnail

唐突ですが「押し入れで眠っている RPi を活用しようプロジェクト」の一環として、ocoge.club のウェブサーバマシンは Raspberry Pi 3B+ へ変更となりました。

ocoge.club は Raspberry Pi 自宅サーバ(上写真)にてホスティングされています。現在 Webサーバ、メールサーバが稼働しています。また、別マシン Orange Pi 3B にクラウドサーバを入れてリバースプロキシを通した2台体制で運用しています。数千円で購入できる手のひらサイズのシングルボードコンピュータと3千円程度のSSDを使ってなかなか充実したネットサービスごっこwができます。

タマちー

「おこげ俱楽部」は、軽量多目的 Raspberry Pi サーバーとして絶賛開店中です...。

ミミィ

市場で一時期ラズパイが品薄・価格高騰した関係で、サーバのハードウェアを 4B(4GB) から、一世代古い 3B+ に変更したのよね!軽量化のためにWordPress をやめて Jamstack にするとかの対応をしたワ!

らずぱい高くなった...

在庫はだいぶ回復してきた1ようで一安心ね!価格はもうこのご時世じゃ諦めるしかないワ!

ハードウェア構成

サーバ1

サーバ2

ソフトウェア構成

サーバ1

種類 名称
OS Raspberry Pi OS (64-bit) Lite
Webサーバ Nginx
サーバサイドプログラム CGI (FastCGI Wrap ) ※ローカルアクセスのみ
メールサーバ (MTA) Postfix
POP/IMAP サーバ Dovecot

サーバ2

種類 名称
OS Armbian Bookworm CLI
Webサーバ Apache
サーバサイドインタプリタ PHP
データベース MariaDB
クラウドサーバ Nextcloud HUB
Web メールクライアント RainLoop
Git サーバ Forgejo

このほか、証明書取得に Let’s Encrypt (certbot) とか

その他利用しているもの

独自ドメイン (ocoge.club)
MyDNS (無料ダイナミックDNS)
インターネット接続回線(有線LANで接続)
静的サイトジェネレータ 11ty 及びブログテーマ Vredeburg

参考サイト

Sam Hobbs | Raspberry Pi Email Server
英語でメールサーバのみの解説ではあるが、ステップごとにインストールや設定がうまくいっているかどうか確認を行うことができるようになっているため、長い作業の中でどこでミスをしたのか、または不具合が出ているのかがわかりやすい。また、設定をデフォルトから変更する箇所にそれぞれ設定の意味の説明があり、自分が何をしているのかがわかるため、ソフトウェアのアップデートで設定項目やその値に変更があり見本と齟齬が生じていても対処が容易である。わけもわからず言われた通り延々ソフトウェアのインストールと設定ファイルの書き換えを繰り返し、辟易しながら終わらせたものの結局動作せず問題のある個所も見当がつかないまま挫折、などという悲劇を起こしにくい、ナイスなサイト。

注釈

1. 2023年8月現在